•  本日、2016年8月15日をもちまして、SEALDs KANSAIは解散します。

     

     私たちは昨年5月3日より、現政権による非立憲的、非民主的な政治運営に対して、自由で民主的な社会を守るため「緊急行動」を行ってきました。立憲主義、民主主義、平和主義という最大公約数の下に関西各地の学生が集まり行われた私たちの行動は、日常と政治の空白を充填し、自由と民主主義を守るための実践的努力であったと思います。


     SEALDs KANSAIは、自分たちが日常を過ごす街で、自分たちの言葉で政治を語りました。それは、一見自分とは関係のないように思える政治や社会の問題も、実は自分と隣り合わせのものであり、問いを投げかけられたのは私であり、あなたであることを示すものでした。
     

     また、地方にはそれぞれ独自の政治的文脈があることにも、私たちは言及しなければなりません。例えば、関西においては、おおさか維新の会という、政権与党と共に「改憲勢力」とも言われている政党にどう向き合うか、また彼らによる大阪府政、市政などの地方政治にどう向き合うかという問題が挙げられます。こうした関西独自の政治的文脈から、時に私たちは政権与党である自民党の推薦する候補者を事実上、応援せざるをえない時もありました。その選択は決してベストな選択ではなかったかもしれません。しかしそれは、自分たちが置かれた状況の中でベターな選択をとることによって最悪の政治を回避すること、政治を放棄するのではなく未来にかけることの実践でした。

     

     私たちは、活動開始当初より、今夏の参議院選挙が自由で民主的な社会を回復させるための足がかりとなるという認識のもとに集まり、リベラルな価値に基づいた野党結集を実現させるために各方面に働きかけてきました。そのすべての行動は、自分たちの行動を今回の参議院選挙をひとつの区切りとした「緊急行動」と捉えた上でのことでした。それが、このような時期に私たちが解散する理由です。
     

     私たちが暮らす「日本」には、まだまだ多くの問題が山積しています。解散後も私たちはそれぞれの場所で、この社会に暮らす一人として、責任を引き受け、問題への応答を試みます。社会はすぐには変わりません。私たちは、一進一退を繰り返しながら、地に足をつけてより良い方向を模索するしかありません。今日、SEALDs KANSAIは終わります。しかし、「わたし」は、過去に未来に、常に問われ続けているのです。

     

    2016年8月15日
    SEALDs KANSAI

     

  • ABOUT

     SEALDs KANSAI(シールズ関西:Students Emergency Action for Liberal Democracy – s KANSAI)は、自由で民主的な日本を守るための、関西圏の学生による緊急アクションです。担い手は10代から20代前半の若い世代です。私たちは思考し、そして行動します。

     

     日本の政治状況は悪化し続けています。2014年には特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認などが強行され、憲法の理念が空洞化しつつあります。貧困や少子高齢化の問題も深刻で、新たな生活保障の枠組みが求められています。緊張を強める東アジアの安定化も大きな課題です。今年7月には集団的自衛権等の安保法整備がされ、来年の参議院選挙以降自民党は改憲を現実のものとしようとしています。私たちは、この1年がこの国の行方を左右する非常に重要な期間であると認識しています。

     

     そして、それらの問題は、関西に住む私たちの問題でもあります。私たち一人一人がこの民主主義の担い手として、行動していかなければなりません。私たちは自分たちのできることを、自分たちのできる場所で行うのです。自由で民主的な社会を守るために、私たちは関西から行動を起こします。私たち一人ひとりの行動こそが、日本の自由と民主主義を守る盾となるはずです。

  • ACTION

    かんさい選挙なび

    http://1000navi.jp/​

    選挙には、行く。
    でも、「よくテレビにでてる人だから」とか「与党だし大丈夫」みたいな、曖昧な感覚で投票するのは少し怖い。周りに流されるような無責任なこともしたくない。政党や政治家や政策を知ったうえで、自分で判断してみたい。

     

    テレビの向こう側で、アベノミクスは成功だ!いや失敗だ!って政治家が唾を飛ばす抽象的な議論には、正直ピンとこない。

    将来保育士になりたいけど、これから保育園の数、保育士の給料はどうなるんだろう。奨学金のこと、ちゃんと考えてくれる候補者に投票したい。憲法が変わるのかどうか気になる。もうすぐ就活、ブラック企業や非正規雇用が不安。わたしの実感は、本当に政治に反映される?

     

    わたしには、わたしの「争点」がある。公約も、政治家のリップサービスでは終わらせない。選挙のあとも、自分が投票した政治家にはちゃんと約束を守ってほしい。

     

    わたしが生きていく社会だから。大切な人が生きる社会だから。

     

    7月10日、あなたは何で選ぶ?

     

    broken image

    参議院選挙2016 “ R E A L ”

    real2016.strikingly.com

     国民の8割が景気回復を実感していないなか、与党は「経済」を選挙の争点にしようとしています。「アベノミクス」「一億総活躍」「地方創生」、威勢のよい大合唱に、市井の人びとの声はかき消されていきます。現政権がギアを上げて突き進もうとしている「この道」は、だれのための道なのか。アベノミクスの「成長の果実」はだれが受け取っているのか。

     

     SEALDs KANSAIは“REAL”プロジェクトを大阪ダブル選挙以来、再び立ち上げ、現政権の政策の影響を受けてきた現場を取材しました。

    センセーショナルな未来志向のスローガンよりも、日々の生活現場の具体的な問題を冷静に見つめた、歴史的な判断が求められています。私たちは、自由と民主主義を尊重し、現場の「リアル」に即した政治を求めます。

    broken image

    2015.11.22

    大阪W選挙プロジェクト

    http://sealdskansai-1122osaka.strikingly.com

    2015年11月22日に行われた大阪市長選挙及び大阪府知事選挙(大阪W選挙)に関しての、SEALDs KANSAIの声明、大阪W選挙プロジェクトである“ R E A L ”と“11.22 VOICE”へのリンクをまとめたサイト

    broken image

    私たちはなぜ「安保法制」

    に反対するのか

    http://sealdskansai-statement.strikingly.com

    SEALDs KANSAIが安保法制に反対する理由、安保法制の主要問題点、各個別法案の問題点をまとめたステートメントサイト

  • SNS

    broken image

    Facebook

    broken image

    Twitter

    broken image

    Youtube

    broken image

    Mail

  • MESSAGE

     取材依頼などのご連絡は、こちらのフォームから頂ければと思います。

    よろしくお願い致します。